夢は

引き続きよく見ているのだが、よく忘れる。忘れているのだから、それはそれでいいのだろう。こんなのを思いだした。南の島、いわゆる南海の楽園であるのだが、海がない。まるで日本の地方にある盆地のような風景。そこにリゾートだか、法事だか、よくわからないまま、とにかく家族で来ている。親の家があるようで、その敷地の中に別棟があり、そこを我が家族で使ってよい、ということらしい。次の日の活動なのか、釣りか何かの道具などの準備をしている。場面は変わって、新築の家(建て売り)を家族で探している。なだらかな丘陵地の林の中に、どれも濃い茶色の家が建ち並んでいる。さすがに同じ間取りの家はないのだが、どれもちょっとおかしい。入ってすぐにリビングがあったり、階段があったり、玄関というものがまるでない。そして、これが夢らしいといえばそうなのだが、それらが全部、二階の間取りまで、ガラス張りのように表から見えているのである。林の木々に溶け込むように並んだ家々を、歩きながら一軒一軒見て回るのだが、当然、気に入ったものはない。場面は変わって、旧友(女性)の夫婦と私たち夫婦がテーブルを囲んでいる。旧友がイチゴだかモモだかのシロップのかかったようなアイスクリームをそれぞれの前に置かれたガラスの器につぎ分けている。どんどんついでいく。これでもかとついで器からこぼれ落ちているのに、まだつぐのを止めない。それどころか、テーブルの上に直接つぎ出しはじめたので、驚くというか怖くなる。それでも私だけでなく誰も反応しない。