面接

人事の関係で面接をしている。途中休憩。このあとの協議で採用する人を決めることになるのだが、やはり難しいものだ。私自身は、経験も実力もある人よりも、まだ荒削りながら可能性を感じさせる若い人に魅力を感じたので、その人を推す。結果的には、その人が採用されることになった。前にも書いたが、合議の場合でも、採用の決め手のポイントは、少なくともその場で決定に関わった人間の間だけでも納得のいく形で、やはりはっきりさせておきべきだろう。Aさんの悪いところとBさんの良いところを比較して評価しただけという印象をもった人がいたのは残念だが、その人にしても、やや印象をゆがめている気がする。流れがそのようになって収束したのは事実そうなのだが、Aさんの良い点にふれている人もちゃんといたのだ。ただ、彼の経験をむしろマイナスとして評価する人が多く、彼の実力の効用を声を大にして擁護する人が少なかったのである。経験を人間(性格)と結びつけすぎて、その変化の余地のなさに対して、期待感がもてない分、年齢が不利に働いた面があった。要するに、採る方は、変化の余地のある若い人に(良い形で化けることを)期待したいのである。また、端的に使いやすいということもあるだろう。一般に、若さはやはり力である。