昨日は

授業を失敗した。瑣末なたくさんの質問に時間をかけすぎ、情報に優劣がつけきれないまま、まとめに入るタイミングが遅れ、板書の時間も足りずに終わった。重苦しく白けた時間だった。今日はその反省で、質問を重要なものにしぼって、残りはこちらから情報を与えた。声の出し方にもよるのだろう。連休明けで身体が慣れていなかった昨日に比べて今日は少し持ち直した。このほうが結果的には「上から目線」にならない。別になってもいいのだが、なり方が問題なのだ。彼らの意見を救おうとして、彼らの思慮の足りない意見や言葉に不満足なまま、こちらがつい情報を付加してしまうと、それなら最初から「教えてくれよ」となる。知識や力の足りなさを感じてやる気が失せる。授業は教員が用意して与えてくれるものと思っているわけでもないだろう。だとしたら、こちらの誘導の仕方次第で、彼らの積極性も引き出せるはずなのだ。授業は自分たちが参加してつくるものだという実感をもたせたいのだが。やはり、準備不足、なのだろう。